中国共産党が掲げる、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、重要思想「三つの代表」（先進的生産力発展の要請、先進的文化前進の方向、最も広範な人民の根本的な利益）、科学的発展観（人間本位主義の立場から社会全体の持続的で均衡のとれた発展）を指針とした社会主義のこと。中国の国情に立脚した、公有制を主体としながら、さまざまな所有制とともに発展する経済制度を掲げる。経済発展とともに、その発展パターンの見直しや構造調整が必要になるが、産業構造の高度化、低付加価値産業から高付加価値産業への転換が進められている。産業構造の転換では、サービス業と、新たな経済のけん引役を期待される戦略性新興産業の発展を支援する。この転換成功のカギとなるのはイノベーションである。2013年に開催された第12期全国人民代表大会では、教育事業の優先的発展、医療改革のさらなる進化、文化経済政策の充実など、教育、医療、文化事業の強化が強調された。

表「主要国の経済成長（2009年～）」