CCD(charge coupled device 電荷結合素子)やCMOS(complementary metal oxide semiconductor 相補性金属酸化膜半導体)などの固体撮像素子を用いて、映像を光信号から電気信号に変換し、デジタルデータとして記録する方式のカメラ。デジカメと通称され、薄型テレビ、DVDレコーダーと並ぶ、デジタル家電の新三種の神器に数えられる。1980年代後半から90年代前半に発売された商品の助走期間を経て、95年にカシオ計算機が「QV-10」を大ヒットさせ市場を開拓した。光学機器メーカーとエレクトロニクス・メーカーが競合し、当初、日本メーカーが市場の8~9割のシェアを占めたが、需要拡大に伴う低価格化、高画素化、カメラ付き携帯電話の普及、台湾・韓国メーカーの台頭もあり、競争が激化しており、高付加価値のデジタル一眼レフカメラの市場に注力されている。