インターネットのWebサイトを媒体として利用する広告。(1)Web画面上の看板画像(バナー)をクリックさせて、広告主のWebサイトにユーザーを呼び込むバナー広告、(2)Googleに代表される検索サイトで検索語や内容に連動させて表示する検索連動型広告、(3)Webサイト上で特定の番組(コンテンツやセクション)を提供するスポンサーシップ広告、(4)CM動画などのコンテンツを転載可にして、個人日記公開サイトのブログやコミュニティーサイトのSNS(social networking service)で口コミ効果を狙うバイラル広告など、多様な手法が開発されている。ブロードバンドの普及や携帯電話等のモバイル環境の向上で、インターネットの広告媒体価値が高まり、電通の調査では、年間市場規模(売上)は、2004年(1814億円)にラジオ媒体を、06年(3630億円)には雑誌媒体を、09年(7069億円)には新聞媒体を超えた。参入障壁が低いため新規参入も多いが、競合激化から寡占へと業界再編も進みつつある。