ロボットは人間に代わって自律的に仕事を行う機械装置。1980年代以降、工場の生産ラインで稼働する産業用ロボット(自動制御により各種の作業工程をこなす産業機械)が普及し、家庭用の自走式掃除ロボットや芝刈りロボットなども製品化されている。また土木建築、災害救助、医療・介護、海底・惑星探査、軍用など各分野で実用化が進み、99年にソニーが商品化した小動物型ペット・ロボット「AIBO」(アイボ)や、2000年にホンダが開発した二足歩行ロボット「ASIMO」(アシモ)、05年の愛知万博「愛・地球博」でお目見えしたココロの接客ロボット「アクトロイド」や、トヨタの搭乗歩行型ロボット「i-foot」などにより、エンターテインメント・ロボットやヒューマノイド(人間型)・ロボット、さらにはロボットスーツの市場も射程に入りつつある。