FAO(国連食糧農業機関)設立50周年を記念して1996年11月にローマで開催された世界食料サミットの5年後を期して、2002年6月10~13日にローマで行われた会合。180カ国以上の首脳や閣僚、国際機関、NGOなどの参加のもと、会合では、(1)栄養不足人口の半減への国際的連帯の強化、(2)5億ドルの信託基金への自発的貢献、(3)その他資金拠出の努力などが確認された。1996年の会合で取りまとめられた目標の「8億余の栄養不足人口の2015年までの半減」(ローマ宣言)を達成するための行動を加速化することを確認し、「行動計画」ではGNPの0.7%を途上国援助に充てる努力も盛り込まれた。