食品産業、農業などの関連業種により連携構築された集団。もともとクラスターとは、「ぶどうなどの果実の房」を意味するが、これが転じて「群、集団」を表す言葉として使用されている。ある地域のなかで、経営者や技術者、研究者、資金提供者といった様々なメンバーが人的ネットワークを形成し、そのなかでメンバーが相互に競争・協調することによって、また食品産業分野に関連する企業や研究機関が集まることによって、相乗効果を生み出し、地域に競争力のある「食品産業クラスター」が創出されることを目指す。最近、地域の食材・人材・技術等の資源を有機的に結びつけ、付加価値の高い地域ブランドを作り出す地域が見られる。