農業労働力の減少と高齢化が進む一方で、若い新規就農者がわずかではあるが増加している。農家子弟で新規学卒者のうち、主に農業に従事した者である新規学卒就農者は1991、92年に年間1700人にまで減少したが、増加傾向も見られる。また、他産業からのUターン就農者のうち39歳以下も増加が続いている。全国農業会議所と都道府県農業会議には設置されている新規就農相談センターなどへの就農相談件数も、1987年の開設以来増加している。なお、農業改良助長法で定められている農業者研修教育施設として、道府県農業大学校があり、96年には技術習得のための就農準備校も開設されている。