鳥インフルエンザウイルスに感染して発症するもので、家畜伝染病予防法上の法定伝染病に指定されている鳥類の疾病。ウイルスに感染すると、神経症状、呼吸器症状、消化器症状など全身に症状が現れ、大量に死亡することもまれではない。2004年1月に日本を始めアジアを中心に拡大した鳥インフルエンザは、高病原性鳥インフルエンザで、日本では1925年以来79年ぶりの発生となった。鳥インフルエンザウイルスは人間のウイルスとは異なるが、生きた鳥との接触などにより人間にも感染した例が報告されている。ただし、鶏卵、鶏肉を食べることによる感染は報告されていない。