コイヘルペスウイルスに感染して発症する、死亡率の高いコイ特有の魚病。2003年10月中旬、コイ養殖の大産地である茨城県霞ヶ浦・北浦において、コイヘルペスウイルス感染による養殖コイの大量死が発生した。近年発見された新しい感染症で、日本では初めて発生したが、1998年にイスラエルやアメリカでコイの大量死があり、その後もヨーロッパやインドネシアでも発生が確認されていた。コイヘルペスウイルスはコイ(マゴイ・ニシキゴイ)以外の魚や人間には感染しないため、仮に感染したコイを食べたとしても人体に影響はないとされる。