京都議定書での地球温暖化ガス削減目標の1990年比6%削減のうち、3.9%に相当する1300万炭素tを森林で確保することを目標とした、2003~12年の10年間の対策。02年12月に農林水産省が策定したもので、具体的には、(1)多様な森林整備や生物の生息・生育空間の適切な配置を確保し自然生態系の再生を促進できるような健全な森林の整備、(2)森林荒廃防止のための治山施設の効率的効果的な整備と保安林などの適切な管理・保全などの推進、(3)木材・木質バイオマス利用の推進、(4)国民参加の森林づくりなどの推進、(5)吸収量の報告・検査体制の強化、などを実施するとしている。