事業などの実施に当たり、環境への影響・負荷がより低い物品などを調達すること。建設業界では、大手建設会社がISO14001認証を取得したのに続き、グリーン調達・グリーン購入に関する指針などを作成し、再生材料を使用した製品等の調達を推進させている。一方、2001年4月の国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)の施行により、国・地方公共団体等において、公共工事に使用する建設資材などについてもグリーン調達の動向が見られる。例えば、国土交通省では、品質・性能・コストなど勘案しつつ、公共工事において次のようなグリーン調達を積極的に推進することとしている。(1)建設汚泥の処理土の埋め戻し材・盛土材などへの使用、(2)再生加熱アスファルトの、重交通でない道路・空港のアスファルト舗装への使用、(3)高炉スラグ骨材の沿岸部コンクリート構造物・消波ブロックなど2次製品への使用、(4)排出ガス対策型建設機械の使用。