非接触型ICカード技術(FeliCa)内蔵の携帯電話端末を使用するクレジット決済サービス。決済にはあらかじめ入金(チャージ)された金額から支払いのたびに減額されるプリペイド方式(EdyやSuicaなどの電子マネー)と、信用に基づいて都度の支払いを合算し、月ごとにまとめて請求されるポストペイ方式の2種類があるが、携帯クレジットはポストペイ方式にあたる。ただし、携帯電話端末を支払先の読み取り機(リーダー)にかざして支払う点は同じ。携帯クレジットの仕様は、(1)UFJニコスのSmartplus(スマートプラス)方式、(2)JCBおよびモバイル決済推進協議会のQUICPay(クイックペイ)方式、(3)フェリカネットワークスによるモバイルFeliCa金融サービス基本仕様があり、それぞれの仕様に基づきカード発行会社がサービスを提供する。異なる仕様とはいえFeliCaを使用する点は共通することから、利便性の点でシステムの共用を望む声も高い。2006年7月には、JR東日本とNTTドコモが中心となり端末の共有化をめざすことで合意。他の事業者も参加し、端末の共有も進んでいる。