番号ポータビリティー、番号継続制度。利用者が、自分の使用番号を変更せずに、契約事業者を変更できる制度。固定電話や携帯電話の普及率が上昇してくると、通信事業者は新規加入者の獲得よりも、他事業者の既存加入者の獲得をめざすようになる。その結果、他事業者との差別化のために低廉な料金や魅力的なサービスの提供など競争が発生する。しかし、利用者が契約事業者の変更を望んでも、現在利用している番号も変更されると、新番号の周知などに手間や費用がかかる。これを嫌って事業者を変更しないと、先発事業者が有利となるため、公正競争の観点から、番号変更なしで契約事業者を変更する仕組みが必要となる。日本でも携帯電話端末を対象とした携帯電話番号ポータビリティー(MNP mobile number portability)が2006年10月24日に開始された。