現在普及している1次元バーコードを拡張し、シンボルキャラクター(情報単位)を縦横に配置したコードのこと。バーコードを積み重ねた形のスタック型と、より情報密度を高めたマトリックス型の2種類がある。QRコード(デンソーウェーブの登録商標)の場合、情報量は同面積のバーコードの20~100倍で、英数字7089文字、数字4296文字、漢字1817文字まで入力が可能。面積の最大30%が破損しても読み取り可能なデータ復元機能を備える。仮名や漢字、図形、バイナリーコード(コンピューターが直接実行できるプログラム)もエンコード(一定の規則でデータを符号化すること)できる。物流関連分野などを中心に普及してきたが、携帯電話を利用したチケットレスサービスや決済サービスにも応用されている。ホームページのアドレス情報を広告に掲載し、携帯電話端末に搭載されているカメラで読み取ると自動的にホームページが表示されるという形での利用が一般的。トレーサビリティーへの対応も含め、多くの分野で採用が進む。