オライリーメディア社のティム・オライリーらによって2005年に提唱され、その後のWeb2.0 Conferenceを経て急速に広まった言葉。詳細はオライリーの著書「What Is Web2.0」に述べられている。簡単にいえば、インターネット上でのウェブの利用が古い段階(1.0)から新しい段階(2.0)に入ったことを表す。Web2.0であることの条件をオライリーは次の7点に集約している。(1)プラットフォームとしてのウェブ、(2)集合知の活用、(3)情報(データ)の重要性、(4)ソフトウエア・リリースサイクルの消滅、(5)軽快なプログラミング・モデル、(6)デバイスに制約されないソフトウエア、(7)リッチなユーザー経験の実現。オライリーは7点をすべて少しずつ満たすよりは、どれか一つ突出している方がWeb2.0的だとしている。このためWeb2.0は様々な視点から語られることになり、全体像がとらえづらくなっているのも事実である。