利用者が、インターネットのコンテンツを自分の好みで収集・分類すること。「人々(folks)」と「分類(taxonomy)」とを組み合わせた造語。従来のインターネット上での情報分類は、ディレクトリ型検索エンジンを代表とした提供者側の、階層構造をともなう分類であるが、フォークソノミーでは、利用者が自らタグとよばれるインデックス情報を付加し、情報を分類・整理している。ネットワーク上の写真共有サービス「Flickr」や、ソーシャルブックマーク・サービスの「del.icio.us」はフォークソノミーを利用した代表的なサービス。前者は、写真登録者(アップロードした人)が自由にタグを付与してキーワードとすることにより、写真を介して利用者同士を結びつける。また、後者は、ブックマーク(お気に入り)をタグづけし、共有することにより、同じ指向のブックマークから有益な情報が見つけやすくなっている。