ネットワーク型の設備を持つ事業者間でネットワークを相互接続し、相手側のネットワークの利用料として支払う料金のこと。また、情報通信産業においてNTT東西の保有している電気通信設備のうち、地域の設備シェアが50%を超えると第一種指定電気通信設備の指定を受け、他事業者が利用可能なように義務づけられる。このときの料金も接続料金とよばれる。接続料金が設定される設備には、電話局と各家屋の間の電話線、電話交換機、各種専用線、加入者系光ファイバー、中継用光ファイバー、地域IP網などがある。また、電話回線を利用して高速データ通信を行うADSL(非対称デジタル加入者線)を利用する際にも、NTT東西への接続料金の支払いが必要である。料金計算方法にはいくつかあり、ADSLの場合、長期増分費用方式という最も低い料金水準となる方式が用いられたことは、日本のブロードバンド普及に一定の貢献を果たしたとされる。