企業の内線網のPBX(private branch exchange 構内交換機)を企業内に設けずに通信事業者にアウトソーシングするサービスのこと。通信事業者側に設置されるIPセントレックス・ソフトスイッチが事業者のIP(インターネットプロトコル 通信の仕様)網を使って、企業の電話網とデータ網を統合した拠点間を結ぶ内線網サービスを提供する。従来のPBXと比較すると、初期投資が不要であることや保守・運用費用が節約できること、電話とデータ通信を統合できること、などのメリットがある。2002年末には東京ガスが全社採用を決めたことで話題となった。無線LANなどを利用して携帯電話と融合した内線網システムはモバイルセントレックス(mobile centrex)とよばれる。