世界共通の第3世代携帯電話システム(3G 3rd generation)のこと。世界のどこででも利用できる、高速で高品質の移動体通信を実現するため、ITU(国際電気通信連合)が規格を定めた。規格の標準化をめぐって日米欧でせめぎ合いがあったが、相互運用性を確保する形で複数の世界標準を認めることで落ち着いた。日本国内では2000年6月に、第3世代携帯電話事業の許可がW-CDMA(wideband code division multiple access)を採用するNTTドコモとJ-フォン(現ソフトバンク)に、cdma2000を採用するKDDIの3社に与えられ、順次サービスが開始された。W-CDMAはヨーロッパの一部、cdma2000はアメリカ、アジアの一部で採用されている。