テレビで放送されると青少年に悪影響を与えるような、暴力シーンやセックスシーンを含む番組を規制する方法の一つ。番組中の暴力やセックスシーンの程度に応じて、番組を5段階程度に格付けする。他方、あらかじめ視聴者によってセットされた格付け以上の番組は画面に表示しない機能を持ったコンピューターチップをテレビ受像機に組み込むことによって、視聴者は子供に見せたくない番組をシャットアウトできる。アメリカは新通信法でこれを採用し、放送事業者が格付けを行うことになった。Vチップを内蔵するテレビは1998年7月から発売され、放送事業者による本格的な格付けも順次導入される。連邦通信委員会は家電メーカーに対し、2001年1月までに、全テレビ受像機にVチップを組み込むよう求めた。