現在の通信需要を前提に、最新の技術を使った電気通信ネットワークを新たに構築してサービスを提供するとしたらいくらかかるかを計量モデルなどを使って推計し、それに基づいてネットワークを相互接続する場合の接続料金を設定する方式。最新の技術を前提にするモデル計算なので通信事業者の経営の非効率などが排除され、過去の技術で作られている既存のネットワークによるサービス提供の費用よりも安い費用が計算される傾向がある。アメリカ、イギリスの接続料金の設定において、一部導入されている。相互接続による新規参入と競争を促進する効果がある半面、被接続事業者に実際に発生する費用の回収が困難になる恐れもある。