デジタル伝送方式を使用する放送のこと。デジタル伝送方式は、(1)アナログ伝送方式に比べて高画質が得られる、(2)帯域圧縮技術を用いて多チャンネル化ができる、(3)コンピューターやデジタル通信との親和性があり双方向サービスが可能、などの特徴がある。日本では次期放送衛星をめぐってハイビジョン派とデジタル派の争いがあり、郵政省(当時)は1997年、BS-4後発機ではデジタル放送を行う方針を固めた。それに先立って、通信衛星を利用する放送(CS放送)のデジタル化が行われ、96年10月デジタル多チャンネル衛星放送が始まった。地上波放送のデジタル化は、2011年までに全国普及をめざす。