グーグルが2007年11月に発表した、携帯電話向けのプラットフォーム。無償で公開され、誰でも改良や再配布できるオープンソース・オペレーティングシステムのLinuxを基に開発された。携帯電話向けのオペレーティングシステム(OS)、ミドルウエア(OSとアプリケーションソフトの中間的なソフトウエア)、ユーザーインターフェース、その他のアプリケーションなどが含まれている。開発者はソフトウエア開発キットを利用して自由にアプリケーションを開発することができ、開発したアプリケーションはアンドロイド対応の携帯端末で利用することができる。また、グーグルはアンドロイドの発表とあわせて、アンドロイド普及をめざすOpen Handset Alliance(OHA)という団体を設立している。OHAには端末機器メーカーや通信キャリアをはじめ、多くの企業が参加している。08年10月には、実際にアンドロイドを搭載した携帯電話G1がアメリカでT-モバイルUSAから発売されている。