内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)によって策定された、政府の2008年度における日本の情報セキュリティー対策の重点施策。パブリックコメントの募集を経て、08年6月に公表された。セキュア・ジャパン2007に基づいた取り組みへの評価と分析を踏まえて、「第1次情報セキュリティ基本計画」の最終年度の取り組みを定めたものであり、08年度の具体的な行動計画と、09年度の重点施策の方向性を提示し、新規19施策を加えた全179の施策を打ち出している。08年度は、「政府機関・地方公共団体」「重要インフラ」「企業」「個人」の対策実施4領域における情報セキュリティー対策の強化、横断的な情報セキュリティー基盤の形成、政府の推進体制等の具体的施策が示されている。09年の重点施策の方向性は「持続的な情報セキュリティ対策の推進体制の構築に向けた基盤整備」が提示され、09年に決定する予定の「第2次基本計画(仮称)」の下で取り組みを進めていくこととされている。