スマートグリッドは、通信機能や管理機能を持つ高機能電力メーターのスマートメーターを中核とした次世代送電線網。スマートメーターに代表されるIT技術を利用することで電力消費・発電量・蓄電量を把握し、エネルギーの効率的な運用が可能になる。特に、天気や天候に影響される天然エネルギーの利用を普及させるために重要な技術と考えられている。スマートグリッド構想は、アメリカのオバマ大統領がアメリカ再生・再投資法(American Recovery and Reinvestment Act ARRA)の一部として掲げたことで注目され、アメリカを中心に積極的な投資が進められている技術である。また、スマートメーターに関しても、アメリカのグーグルがPC(パソコン)上で家庭内の消費電力等を表示するグーグル・パワーメーター(Google Power Meter)を発表したことで大きな注目を浴びている。