インターネットなどを通じて注文を受け付け、注文当日や翌日など指定した時間に商品を配達する形態のスーパーマーケット、もしくはそのサービスを指す。品ぞろえがスーパーの店舗とほぼ同様であり、注文してから配送されるまでの時間が極めて短い点が特徴で、注文から最短3時間での配達をアピールしているネットスーパーもある。日本では2000年に西友がネットスーパーに参入したのが流通大手として最初とされ、現在ではイトーヨーカドーやイオンといった他の流通大手もネットスーパーに参入。また、電子商取引大手の楽天の子会社ネッツ・パートナーズはネットスーパーのポータルサイト「食卓.jp」を開設し、紀ノ国屋、マルエツ、東急ストアといったスーパーが参画している。全国各地でも中小のスーパーも盛んにネットスーパー事業を展開するに至っている。消費者は各ネットスーパーのウェブサイトで会員登録した後、商品を選んで配達を依頼、クレジットカードや代金引き換えの決済手段が利用でき、多くの場合一定金額以上購入すれば配送料は無料になるといった点は通常の電子商取引と同じであるが、日用品、食料品等、従来スーパー実店舗での購入が多いとされた商品にも電子商取引の対象が広がってきた点で注目される。