2005年5月より開始された、アメリカのグーグルが展開する、書籍の内容を検索して、ユーザーの興味にあった書籍を見つけだすことができるサービス。日本ではグーグル書籍検索とも呼ばれている。日本語版は07年7月に開始された。ユーザーがブック検索の画面で検索語句を入力することにより、検索語句と一致する内容を含む書籍を検索し、その書籍情報へのリンクが表示される。検索・表示されるデータはグーグルが紙製の書籍からスキャンしたものであり、著作権の失効しているものや出版社の許諾があるものについては、全文が表示される。サービス開始と同時にアメリカ作家組合やアメリカ出版社協会等が原告となり、同社の著作権侵害を主張し裁判が行われていたが、08年10月に3者による和解案が成立した。しかし、著作権に関する国際条約などの関係で、同和解案は日本の著作権者にも影響が及ぶということで出版業界等は異議申し立てなどを行っていたが、09年11月13日の新和解案においてアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアに対象が限定されている。