映像を3Dで表示できるテレビ。2010年に入り、東芝、パナソニック、ソニー、海外では韓国LG電子や韓国サムスンなど大手家電メーカーが相次いで3Dテレビを発表し、大きな注目を浴びた。これを受け、日本では各種メディアが10年を3D元年と位置づけた。3Dテレビには、大きく分けて「液晶シャッターメガネが必要なテレビ」と「裸眼で3D映像が表示されるテレビ」の二つがある。10年に発表された3Dテレビの大半は液晶シャッターメガネを必要とする方式であった。この方式では、ディスプレー側が右眼・左眼用の映像を流し、液晶シャッターメガネが左右の目に対応した映像のみを通過させるフレームシーケンシャル方式が主に採用されている。裸眼3Dテレビに関しては、東芝が世界初の裸眼3Dテレビを発表し、家電各社も積極的に開発を進めている。