インターネット接続を強化したテレビのこと。アメリカでは、大手テレビ局が無料のインターネット配信サービスを始めていることもあり、インターネットを通したテレビ視聴が普通になっている。そうしたインターネットの映像コンテンツはパソコンで見られていたが、WebTV(ウェブティービー)の登場で、大型スクリーンを持つテレビでも視聴可能になった。グーグルやアップルといった家電メーカーではない企業が、ウェブティービー市場をチャンスとみて参入している。グーグルTVは、放送だけでなく新聞社やアマゾンの映画配信サービスが視聴でき、自分の見たい映像コンテンツを検索して探し出す。アップルTVは、映画やテレビ番組をオンデマンドで見られる外付けのボックスである。どちらも、決まった時間に決まった番組を見せる放送という形態とは違う視聴形態を促進させる可能性があり、ケーブルテレビや衛星放送、民放テレビ局のビジネスモデルを脅かす存在と見られている。