山やビルなどの障害物を回り込む特性があり、多様な用途に使い勝手がよいとされる700~900MHz(メガヘルツ)の周波数帯域を中心とする極超短波の帯域の通称のこと。極超短波は、一度に伝送できる情報量が多く、比較的小型の送受設備で通信を行うことが可能で、電気通信の用途では良質な周波数帯域として知られている。特に、携帯電話事業者への再割り当てが進められている700MHz、900MHzの空き帯域は価値が高い帯域(バンド)という意味でプラチナバンドと呼ばれている。700MHzと900MHzの周波数帯については、総務省が「周波数再編アクションプラン」の一環として、同帯域の再割り当てを進めており、2012年1月の時点で、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの4事業者が配分希望を表明しており、激しい争奪戦となっている。なお、900MHz帯域について、総務省は12年2月29日にソフトバンクモバイルに割り当てることを決定した。