電波の周波数帯の中で、既に放送用等の特定の目的に割り当てられているが、地理的条件や技術的条件によって実際には利用されていない周波数のこと。例えば、デジタルテレビ放送の各チャンネルに周波数が割り当てられているが、その周波数の他に電波の干渉を防ぐために地域ごとに未使用の周波数帯が存在する。電波を使った放送や通信サービスが拡大する状況において、周波数は有限であることから、このホワイトスペースの有効活用が検討されている。総務省では、2010年7月の「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」における提言を受け、「ホワイトスペース推進会議」を開催し、既存のサービスとの干渉を防止する環境整備を推進するとともに、ホワイトスペースを活用した新たなビジネスが展開されるための制度設計を行っている。