記憶媒体として、データの書き込み消去が自由で電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリーを使用するドライブ装置。ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インターフェース(ATA規格など)で利用できる。メリットは、従来のHDDに比べ、(1)ディスクを持たないため、データの処理速度が高速、(2)モーターが無いため、消費電力が少ない、(3)メモリーチップが並んでいるだけで機械的に駆動する部品が無いため、衝撃に強く、静音、(4)小型で軽量、(5)省電力・低発熱、などである。デメリットは、(1)容量あたりの単価はHDDに比べ高額、(2)書き換え回数に制限がある、などの点である。SSDの上手な使い方としては、OSやアプリケーションなどの速度が要求されるデータはSSDに、書き込みが頻繁に行われるデータはHDDに保存することが挙げられる。アメリカの調査会社IDCの2012年1月の公表データによると、世界のSSD市場は10年で24億ドルである。