W3C(WWWコンソーシアム ; World Wide Web Consortium)が2008年1月に草案として発表した、最新のウェブ作成基本プログラミング用語。前バージョンのHTML4.01は主にウェブページの文章作成を主軸においたプログラム用語であったが、HTML5では、画面描写およびマルチメディア再生機能が強化されるなど、多くの機能が追加された。主な特徴として、プログラム用語の記述が簡略化され、以前よりも開発が容易になった。また、HTML5がもたらす最も大きなメリットとして挙げられるのが、マルチデバイス(パソコン、スマートフォン、ゲーム機など様々な情報端末)への対応である。各プラットフォームごとの専用アプリであるネイティブアプリ(ネイティブアプリケーション)を開発する場合、提供先のデバイス、OS等を勘案し、個別に開発する必要があったが、HTML5の場合、プログラムをPCなどにインストールすることなく、ウェブブラウザーでサーバーにアクセスするだけで利用可能なウェブアプリ(ウェブアプリケーション)を一つ開発するだけで、HTML5に対応したブラウザー経由でサービスやアプリを提供することができる。12年3月現在、HTML5は草案段階だが、14年までに仕様が確定する予定である。