2012年4月にサービスを開始する携帯機器向け放送局のブランド名。NOTTVを運営するのは、NTTドコモと放送局や広告代理店、商社など20社が出資し、資本金248.9億円で設立されたmmbi。mmbiは放送設備の運用などを行い、mmbiの子会社ジャパン・モバイル・キャスティングが番組編成などを行う。NOTTVの最大の特徴は、放送以外にコンテンツのダウンロードサービスを行う点だ。ダウンロードされるコンテンツは、シフトタイムコンテンツと呼ばれる、見たいコンテンツが自動的に保存され、いつでも楽しめるサービスで、映像だけでなくマンガや音楽、小説、ゲームなどが考えられている。ほかにも、ソーシャル機能などインターネット文化を取り入れたサービスも取り込む。NOTTVではこうした放送とシフトタイムコンテンツが一体化したサービスを、モバキャスと呼ぶ。NOTTVの視聴には、NOTTVを受信できる携帯機器を購入する必要がある。サービス地域は13年3月時点で、日本全世帯の71%をカバーする予定で、15年3月には91%に拡大するとしている。