お金を借りたい個人(借り手)とお金を貸したい個人(貸し手、投資家)とをインターネットサイトを通じて仲介し、資金調達と投資を結びつけるサービス。借り手と貸し手は、それぞれサービスを提供する事業会社のサイトから、ID取得などの会員登録を行う。実際の融資募集や投資をおこなう際には、本人確認や年収、返済能力などが書類申請により厳重に審査され、貸し手側は投資口座の開設や投資の際の入金が必要となる。メリットとしては、借り手側は銀行などからの資金融資は、審査基準や条件が厳しく、資金調達までの期間もかかるために機動的な資金調達が難しい。しかし、ソーシャルレンディングは、貸し手(投資)側が借り手側の提示する投資に対する利率、資金使途などの条件に合意すれば、融資が可能なために、資金調達の期間を短縮できる。また、貸し手側は、融資条件に応じて、投資額を自由に設定することができ、複数の個人の参加が可能であるためにリスクを分散することも可能である。貸し手側は、返済の遅延や回収不能等のリスクもあるが、自分の投資が何に使われているのかが実感でき、分散投資も容易に行えるなどのメリットもある。