企業や家庭のエネルギー使用量を計測し、インターネットを介してネットワーク上のサーバーに蓄積し、パソコン、スマートフォンなどの機器に、時間別や日別グラフなどで分かりやすく表示すること。注目されるようになった背景には、東日本大震災の影響で電力不足に備え、企業や家庭の節電対策が求められたことがある。電力の見える化を実現するには、企業のオフィスであればBEMS(building energy management system ビル向けエネルギー管理システム)、住宅であればHEMS(home energy management system 家庭向けエネルギー管理システム)を導入することになる。節電ニーズの高まりを背景に、安い導入コストで実現できるスマートコンセント(家電機器を接続するコンセントに取りつける専用で、個々の家電の電力消費量を表示できる)なども登場している。