国際的な標準化団体のプロジェクトである3GPPが2011年3月に仕様を発行した第4世代移動体通信規格(4G)。LTE-Aは、3GPP以外にも、12年1月に国際電気通信連合(ITU-R)が次世代移動体通信規格「IMT-Advanced」の一部として勧告した。現在、国内外で提供されているLTEの後継通信規格として注目されており、理論上最大で下り1Gbps(ギガビット/秒)以上、上りが500Mbps(メガビット/秒)以上の通信速度が実現可能となる。技術的には、LTEとの互換性があることから、LTEネットワークを保有していれば導入しやすい通信方式となっている。既に各国でLTE-Aのトライアルが主要通信事業者により開始されており、サービスは14年に開始される。