政府がインターネットなどに公開したデータを活用し、市民が利用しやすいようなアプリやサービスを開発する人を指す。シビック(civic)は市民、ハッカー(hacker)はエンジニアのこと。アメリカでは、2009年にコード・フォー・アメリカ(Code for America)が結成され、全米各都市とエンジニアの交流を促進、行政サービスの改善のためのアプリ開発にあたっている。政府が公開するデータは、人口や税収から建築物の許可、火災情報、犯罪情報などで多岐にわたる。しかし、行政にはこれらのデータを加工するエンジニアが不足している。どういったサービスが必要か、そのためにどのようなデータとデータを繋げればいいのか、といったサービス企画もシビックハッカーにとって重要な視点となっている。シビックハッカーにより行政とデジタル技術の距離が近くなり、より良い我々の生活が実現される。