プログラミング、デザイン・制作、各種作業等の業務を、インターネットを通じて不特定多数の人の中から適した人に委託・発注すること。また、業務を委託・発注する側(多くは企業)と業務を受託・受注する側(多くは専門性を有する個人)をマッチングさせる仕組みやサービスを呼ぶこともある。国内では、ランサーズやクラウドワークスがクラウドソーシングのための仕組みを提供する代表的事業者。業務を委託・発注したい企業は、こうした事業者の仕組みを使って依頼事項の詳細を記述する。業務の委託・発注の形態には、プロジェクト方式(業務に対してその受託側から見積もりをもらって発注先を決める)、コンペ方式(金額が決まっているロゴ制作等の業務に対して提案を受け、一つ選ぶ)、時給制など様々あり、委託・発注側と受託・受注側が安心して取引できるような工夫がなされている。たとえばランサーズの場合、2014年1月時点で登録者が約24万人、これまでの依頼総額累計が約200億円で、業務の依頼・遂行における新たな形態として定着しつつある。