SSLはインターネット上でデータを送受信する際に、暗号化することによって安全に行う通信方法のこと。インターネットの利用が広まり、さまざまな情報がやり取りされるようになるにつれて、第三者に通信内容を知られては困る状況が発生するようになり、1994年にネットスケープコミュニケーションズ社がSSLをウェブブラウザーに実装した。それ以来、SSLがインターネット上における暗号化通信のスタンダードとなっており、ウェブブラウザーだけでなく、電子メールやIP電話での通信などに広く利用されている。現在利用されているものはSSLを標準化したTLSと呼ばれるものであるが、SSLという名称が定着しているため、現在でもSSLと表記されることや、SSL/TLSなどと併記されることが多い。