アップル社が2014年10月に発表した、セルラー版(3G・LTE)タブレットのiPad Air2やiPad mini3に標準搭載されるアップル社製のシム(SIM ; 電話番号を特定する固有のID番号を記録したもの)。iPadのセルラー機能を立ち上げると、画面上に複数の通信事業者がリストアップされ、その中から、契約したい通信事業者を選択することで、すぐにセルラー機能が利用可能となる。従来、同機能を利用するには、通信事業者と契約し、シムを事前に入手する必要があった。しかし、アップルシムの導入により、必要な時に通信事業者と契約することが可能となる。なお、当初、アップルシムはアメリカおよびイギリスで販売されるiPad Air2およびiPad Mini3に搭載される。また選択できる通信事業者は、15年3月時点でアメリカのAT&T、T-モバイルUS、スプリント、イギリスのEEの4社となっている。