アメリカのシスコシステムズ社が提唱する、データ処理の方法の一つ。シスコシステムズ社は2020年までにインターネットに接続される端末が500億台になると推計している。このようなデバイスから集められたデータはクラウドで集中処理されることになるが、デバイスの急速な拡大に伴い、クラウドでの処理が追いつかない可能性が指摘されている。そこで、デバイスとクラウドの間にサーバーを設置し、よりデバイスに近い場所で分散してデータ処理を行おうとするものがフォグコンピューティングである。データ処理が効率的に行われるというメリットの他に、デバイスに近い場所で処理が行われるため、リアルタイム性を求められるデータの処理にも強みを持つのではないかと期待されている。