個人情報から、特定の個人を識別することができる記述などの削除(他の記述などに置き換えることを含む)をするなど、個人情報に加工を施し、元に復元しづらくした情報。2015年3月に閣議決定された個人情報保護法改正法案においては、匿名加工情報を第三者提供するための制度が新設されている。加工方法が個人情報保護委員会規則で定める基準に従っていること、情報漏洩を防止するために必要かつ適切な措置等を講じ、かつ、その内容を公表するよう努めること、匿名加工情報に含まれる個人に関する情報の項目および提供方法を公表すること、提供先は復元をしないことなどを条件に、匿名加工情報を情報主体の同意なくして第三者提供することができることとなっている。