フェイスブックやツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)へ一度提供した個人情報やプライバシーは、消去することが難しく半永久的にデジタルデータとして生き続けることを「タトゥー(入れ墨)」にたとえて表現した造語。「電子タトゥー(Electric Tattoo)」と表現されることもある。2013年2月にアメリカのカリフォルニア州で開催された「TEDカンファレンス」の講演でファン・エンリケス(Juan Enriquez)氏が言及し、広く知られるようになった。日本では、ツイッターへの投稿を通して自らの反社会的行為を公開する行為や、元交際相手などへの復讐(ふくしゅう)を目的にインターネット上に性的な画像を公開する行為(リベンジポルノ)が社会問題化した際に、いったん投稿された画像などが瞬時に拡散して、事実上消去できないというインターネットの実態に関心が集まり、広く使われるようになった。