企業のマーケティング活動をITの活用により自動化すること、またそのツールやシステムを指す。電子メディアを通じた製品やブランドのプロモーションから消費者への購入の促進までの一連の手法であるデジタルマーケティングにおいて、興味・関心や行動が異なる個々の顧客と個別にコミュニケーションを行うには、企業のマーケティング担当者は膨大かつ煩雑な作業を行わなければならない。マーケティングオートメーションではこれらの作業をITの活用で自動化、効率化する。企業におけるCRM(顧客関係管理 ; customer relationship management)の一部を担うものとして、ウェブ上での消費者の行動履歴など、興味・関心データを統合・分析するための基盤であるDMP(Data Management Platform)とともに注目されている。