自社が保有する資源と、他社や外部機関・人材が有する技術やアイデア、サービス、ノウハウなどを組み合わせ、革新的なビジネスモデルやサービスを生み出すイノベーション創出の方法論の一つ。ハーバード・ビジネス・スクールのヘンリー・チェスブロウ博士により提唱された概念で、企業は社内資源のみに頼ることなく、外部との連携を積極的に活用することが有効であるという考え方に立脚している。製薬など、研究開発に膨大な時間と資金がかかる分野の他、近年では多くの業界において、オープン・イノベーションが推進されている。ベンチャー・ビジネスにとっても研究開発投資を早期に回収できたり、幅広い最新の情報にアクセスすることによる技術変化へ対応できるというメリットがあると言われている。