2018年に施行されるEU一般データ保護規則に定められた個人の権利。プロファイリングとは、個人に関する一定の個人的側面を評価すること、特に、個人の職務上の成果、経済状況、健康、個人的嗜好、関心、信頼性、ふるまい、位置若しくは行動を分析又は予測することをいう。個人は、プロファイリングを含む自動的なデータ処理のみに基づいて行われる、本人の利益に重大な影響を与えるような決定を拒否する権利を主張できる。ビッグデータ解析が進む中で、個人に関する偏った評価に基づいて重大な判断がなされることに対する懸念が背景にある。例えば、ある企業がSNSを解析して従業員の採用判断を行い、従業員として採用すべきでないと解析して不採用決定がなされたが、それが誤りである場合、個人は、コンピューターではなく人間の判断として評価してもらうために異議を申し立てることができる。