コンピューターに搭載されている装置であり、CPU(中央演算処理装置)がコンピューター内の演算処理全般を行うのに対して、GPUは3Dグラフィックなどの高度なグラフィック演算処理を行う。この高度なグラフィックス演算処理には高速なデータ転送が必要であり、コンピューターに内蔵されているGPUを使用するのが一般的だったが、外付け用の高速インターフェースが登場したことにより、外付けでノートパソコンのグラフィック性能を高めることができるGPU BOXが登場している。一般的な用途ではノートパソコン単体で利用し、3Dゲームや4K動画の編集といった高いグラフィックス性能が必要なときだけGPU BOXを接続するといった使い分けができる。また、AI(人工知能)分野で注目されているディープラーニングでは膨大な行列演算処理が必要であり、CPUを使う場合に比べてGPUを使う場合の方が高速に処理できるとされ、グラフィック演算処理以外の用途として注目されている。