位置に関する情報を持った空間データを統合的に管理・加工・分析し、視覚的に示すシステム。例えば、地図データ、人口、コンビニの位置の情報を統合して、特定の駅から自動車を使用する場合に30分で移動できる範囲で人口の多い地域・少ない地域を色分けして表示させたり、周辺地域の人口が多いコンビニを検索したり、といったことができる。行政における都市計画や自然災害対策、民間企業における店舗の出店計画策定やエリアマーケティングおよび物流ルートの最適化等に活用される。日本政府は、1995年1月の阪神・淡路大震災の反省等をきっかけにGISに関する本格的な取り組みを開始し、国土空間データ基盤の整備や無料で誰でも使用できるGISの提供等を行っている。