初代iPhoneの販売開始から10年後となる2017年11月に販売が開始されたアップルのスマートフォン端末。iPhone Xの特徴としては、前面ほぼ全て液晶画面となっており、物理的なボタンが存在しない点である。そのため、初代の発売当初から搭載されてきたホームボタンは搭載されておらず、これまでのiPhoneとは操作方法が異なる場合がある。例としては、ロック画面を解除する際に利用されていたホームボタンが排除されたため、指紋認証ではなく端末前面に搭載されたカメラに利用者の顔を捉えて、顔認証でロックを解除すること、また利用しているアプリからホーム画面に戻る際には画面を下からスワイプするという方法が取られている。iPhone Xはライトニングケーブルを通じた充電も可能だが、ワイヤレス充電にも対応しており、専用の充電器の上に置くだけで充電が可能となる。ワイヤレス充電はアップル独自の規格ではなく、ワイヤレスパワーコンソーシアムが作成した国際規格のQi(チー)が採用されており、この規格に対応したワイヤレス充電器であればバッテリーを充電することが可能となっている。